老けて見える人　～　筋肉編　～　/　舞多聞頭痛肩こり整体院

今回は「老けて見える人」の筋肉について取り上げたいと思います。

 

今、実年齢に関係なく老けて見える人が多いことはお話をしていますが、

 

今回お話しする内容は、今までで一番深刻な内容です。

 

 

これまでに取り上げてきた「猫背」や「顔の表情筋」の元になるのは

 

「筋肉」ですが、加齢に伴う身体の変化を来たすのは「筋肉量」です。

 

身体の変化は、至るところに見られますが、その一つに筋肉量の低下

 

が挙げられます。

 

 

 

 

 

 

筋肉が減って体重が減ったわ…と喜んでいるあなたは要注意。

 

筋肉が減ると、ますます身体の老化スピードが速まってしまうことも

 

あるんです！

 

 

 

 

あなたは“サルコペニア”という言葉をご存知ですか？

 

「サルコペニア」とは、加齢や疾患により筋肉量が減少して、筋力の

 

低下、身体機能の低下をきたすことを意味する言葉です。

 

 

 

ギリシャ語で「筋肉」を意味する「sarx」と「喪失」を意味する

 

「penia」を組み合わせた言葉です。

 

 

 

歩行速度が遅くなったとか長い距離が連続して歩くのが辛いようなことが

 

あればサルコペニアの恐れがあります。

 

 

 

 

年齢とともに体で合成できるタンパク質の量は低下します。

 

ヒトは一日の間に筋肉の「合成」と「分解」を繰り返しています。

 

成長期では、この合成と分解のバランスが合成優位でプラスのため食事から

 

十分な量のタンパク質を摂取することによって筋肉は増加していくのですが、

 

高齢になるにつれタンパク質による筋肉の合成と分解のバランスが崩れること

 

でサルコペニアが進行すると考えられています。

 

 

 

 

体を構成するタンパク質のうち骨格筋のタンパク質の半分が入れ替わる時間

 

（半減期）は、約180日だと言われています。

 

 

 

 

 

 

ヒトはタンパク質合成のため、体で合成できないアミノ酸（必須アミノ酸）を

 

定期的に摂取する必要があるのですが、実際には十分には摂取できていないの

 

ではないでしょうか！？

 

 

 

 

 

普段と変わりなく生活をしているだけでも、少しずつ筋肉量は落ちてしまいます。

 

顔の表情を支える「表情筋」などが衰えてくると、皮膚の表面がしわとなり、

 

ほうれい線となって現れるようになります。

 

 

 

 

最初に深刻と申し上げたのは、年を重ねるにつれ、意識して身体を動かすようにし

 

ないと筋肉が衰えてしまい、筋肉量そのものも減ってしまう！ということなのです。

 

 

 

 

運動習慣が大切だと分かっても、なかなか続かない人も多いでしょう。

 

でも、実は普段の生活の中でも身体を動かすことによって、体幹をはじめとする

 

さまざまな部位の筋肉を鍛えることができるんです。

 

 

●移動するときは、できるだけ車を使わずに自転車や徒歩で運動量を増やす

 

●エスカレーターやエレベーターを使わず階段を利用する

 

●歩くときは歩幅を広めにして大股を意識して歩く

 

●電車で移動するときはつり革などを使い、身体が揺れないようにキープする

 

・・・と言ったことが日常的な体幹トレーニングとなります。

 

 

特に姿勢維持に欠かせない「腸腰筋」は腿上げの動作を繰り返すことで鍛えること

 

が出来ます。

 

積極的に階段を利用したり、ウオーキングや自転車で移動したりといったことは、

 

腸腰筋を鍛えてキレイな姿勢を維持することに役立ちます。

 

 

 

 

年を重ねるほど若々しくいたいのは誰もが願うものです！

 

 

 

日常生活の中で「筋肉を意識して」活動する時間を増やし、筋肉量を減らさないこと

 

が一番の近道なのです。